コロナウイルスの影響は司法にも、アメリカの州裁判所における情報開示
NCSC(全米州裁判所センター)では、”Coronavirus: News updates, court administrative orders, and more resource“として、コロナウイルス感染症により州裁判所の運営がどのようになっているのか、その状況を上記のように視覚的なサイトにまとめてトップページ上で情報開示をしています。
たとえば、「各州の COVID-19に関するウェブサイトへのリンク」、「陪審裁判の制限や中止」、「裁判所への入場規制」、「対面での手続の停止」、「オンラインでの審理等」の情報が各州ごとにまとめてあり、各州の対応の状況をこのサイトで確認できます。
次の写真は、ICTツールを活用した審理(tele-hearing/tele-conference)を開始した州の情報をまとめたものです。赤くハイライトされている州がICTツールの活用を開始している州ですが、この記事を執筆している3月24日現在ではまだ少数です。とはいえ、早期の収束が見込めない以上、今後その数が増えていくことが予想されます。
アメリカに限らず、諸外国の裁判所では今回のコロナウイルス感染症の拡大に対しどのような措置を取っているのでしょうか。今後もその動向を注視していきたいと思います。
(文責:渡邊真由)