大学生向け、日本司法書士会連合会のODRトライアルプロジェクト
日本司法書士会連合会がODRのトライアルプロジェクトを開始、トラブルを抱えた大学生が無料で利用できるサービスです。以下が本プロジェクトの概要です。
『司法書士による大学生・専門学校生向けオンライン紛争解決手続(無料チャット調停)』試験運用(令和3年度ODRトライアル・プロジェクト)の開始について
オンライン上で手続が完結する本チャット調停は、司法書士が調停人を務め、トラブルを抱えた全国の大学生・専門学校生から申込みを受けて実施します。
02.???????? 報用フライヤー~トラブル例~
*インターネットで商品を購入したが、商品が届かない
*アルバイト先からアルバイト代が支払われない
*知人から高額なものを買わされて困っている
*引っ越しをしたところ、法外な原状回復費を請求された …etc
(※)Smart Judgementはデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社の登録商標です。
日本司法書士会連合会の小澤吉徳会長は、本プロジェクトについて、以下のようにコメントされています。
日本司法書士会連合会は、『司法書士による大学生・専門学校生向けオンライン紛争解決手続(無料チャット調停)』の試験運用を開始いたしました。 今回のトライアルは、SNSチャットやオンラインに抵抗が少ないであろう若い世代、学生をメインターゲットにしており、成年年齢引き下げに伴う各種の課題解消にも資するものと考えております。 今後は、チャット調停などのODR型を新たな選択肢として市民の皆様に提供するなど、我が国の司法アクセスの拡充に向けて頑張ってまいりたいと思います。 引き続き皆様方のご助力を賜れればと思います。
日本司法書士会連合会 会長 小澤吉徳
このような実証実験を経て、ODRの社会実装が進めば、これまでトラブルに直面しても、その解決方法が分からなかったり、そのまま我慢をしたりしていた学生などにも、解決の道が開かれることになるのではないでしょうか。
(文責:渡邊真由)