2022年度シンポジウム開催のお知らせ
ーーODRの国際ルール整備の最新動向ーー
日本ODR協会では、ICODR(International Council for Online Dispute Resolution)のODRスタンダードの策定に中心的な役割を果たし、これまでODRの倫理等に関する数々の論文を公表されてきた、マサチューセッツ大学のLeah Wing氏をお招きし、3月8日(水)に2022年度シンポジウムを開催いたします。
Wing氏は、ODRの国際的な研究拠点であるマサチューセッツ大学NCTDR(National Center for Technology and Dispute Resolution)のディレクターとして「ODRのための倫理原則」に関する議論を主導し、NCTDRとICODR(International Council for Online Dispute Resolution)が共同して開発した「ODRスタンダード」の策定においても、ICODR創設メンバー及びプレジデントとして、その議論を牽引されてきました。
わが国においても、2022年3月に法務省が「ODRの推進に関する基本方針~ODRを国民に身近なものとするためのアクション・プラン~」を公表し、その中期目標として「世界最高品質のODRの社会実装」を掲げたことから、今後、その実現に向けた動きが加速するものと思われますが、社会実装のフェーズへと進展していくには、ODRのルールメイキングに関する国際的な議論の動向を把握することが不可欠だと考えます。
基調講演では、ODRの理念や倫理、技術の段階によるODRの位置付け等、ODRのルール策定に関するこれまで議論の経緯や今後の展望等についてお話しいただく予定です。これまで国際的な議論を牽引してきた研究者の方にお話を伺うことができる貴重な機会です。皆様のご参加をお待ちしております。
実施概要
日時:2023年3月8日(水)13時〜15時
開催方法:対面及びオンラインのハイブリッド形式(Zoomウェビナー)
参加費:無料
※当日は日本国際紛争解決センター(東京)より配信いたします。
お申し込み方法
以下のリンクよりお申し込みください。
申込URL:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_UtdeRgMyRYih0bnuhcXbvQ
QRコードからもお申し込みいただけます。
※当協会賛助会員(団体)の方につきましては、現地でご参加いただくことができます。別途、賛助会員用お申し込みフォームを会員様向けに送付いたしますので、そちらからご登録ください。
プログラムの概要
ーーODRの国際ルール整備の最新動向ーー
開会のご挨拶 山本和彦(当協会代表理事・一橋大学教授)
来賓ご挨拶 法務省大臣官房司法法制部長 竹内努
【第一部】基調講演
“A Framework and Standards for ODR” (ODRフレームワークとスタンダード)
Dr. Leah Wing(NCTDR・マサチューセッツ大学)
【第二部】パネルディスカッション
「ODRの国際ルール整備の最新動向」
登壇者(五十音順):
飯野悠介(経済産業省商務情報政策局情報経済課 ガバナンス戦略国際調整官)
早川吉尚(当協会理事・立教大学教授)
山田文(当協会理事・京都大学教授)
モデレーター:
渡邊真由(当協会理事・立教大学特任准教授)
閉会のご挨拶 垣内秀介(当協会理事・東京大学教授)
後援
法務省、経済産業省、一般財団法人日本ADR協会、一般社団法人日本国際紛争解決センター、公益社団法人日本仲裁人協会
お問合せ先
一般財団法人日本ODR協会
事務局:東京都中央区日本橋3-6-2日本橋フロント3階 公益社団法人商事法務研究会内
Eメール:info@japanodr.org